ジョブ型雇用社会とは何か【北勢経営ラボ】【コラム】



Dream3.0インターン生のはなです。


春が過ぎ、だんだんと暖かくなってきた4月下旬。リクルートスーツを着た大学生がチラホラと目に入ってくる頃です。大学生は就職活動が本格化し、自分の将来について迷ったり悩んだりすると思います。そういう私も、絶賛就活中です。今回は、「雇用とは?」について考える書籍をご紹介します。



北勢経営ラボとは


書籍紹介の前に、本書籍について議論した場のご紹介をします。4月下旬、三重県北勢地域の経済発展につながる人材を育成することを目的とした勉強会に参加しました。以前より本勉強会はありましたが、2022年4月に”北勢経営ラボ”と名称が変更されました。愛称は、北ラボ(きたらぼ)。メンバーは、三重県北勢地域の経営者や管理職です。私は大学生ですが、北ラボ顧問である青木教授のゼミ生ということで参加させていただいています。


北ラボでは、メンバーが毎月1冊の書籍を読み、その書籍のテーマについて議論を交わします。今回は、濱口桂一郎(2021)『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』岩波新書です。





書籍概要


本書籍は、ジョブ型雇用に関する様々な誤解を解くことを目的としています。例えば、ジョブ型雇用は「成果主義ではない」「解雇しやすいわけではない」「新しい考え方では無い」と述べる理由を、メンバーシップ型雇用と比較しながら説明しています。



議論


議論の1つに、「自社の成長を考えたとき、新しく取り入れるべきジョブ型雇用の要素」がありました。ジョブ型雇用の要素には、「就職前に必要なスキルを身に付ける必要がある」「整理解雇は正当である」などがあります。その中で、ポストを明記するために「職務記述書を作りたい」、多様な人を採用するために「コミュニケーション能力偏重主義はやめたい」などの意見がありました。


私が本書籍の中で特に気になったテーマは、「善意のパワハラ」です。新入社員を成長させようと思うあまり、彼らへの教育訓練が度を越して厳しくなってしまうケースです。仕事ではなくプライベートでも、どうしても言い過ぎてしまうことはありますよね。そのような境界線は難しいと感じました。



4月の書籍は、『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』でした。在学中に雇用のあり方を考える機会があると、より素敵な社会人に近づけるのかなと思いました。次回の書籍は、翁邦雄(2022)『人の心に働きかける経済政策』岩波新書です。お楽しみに!