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SNSがもたらしたZ世代への弊害【コラム】


多くの方のZ世代の印象は、「デジタルネイティブ」かもしれません。

SNSを戦略的に活用し、コミュニティを広げ、買い物をうまく行う、そんな世代。


今回は、筆者の抽象的な感想であることを、事前にご了承ください。

このネタをもとに、多くの方と議論を広げたいと思い、このコラムを書いています。



本コラムで言いたい主張は、Z世代がSNSという武器を手にした一方で、その武器はいつか爆発する爆弾であるかもしれないということです。


筆者は96年生まれで、SNSも好きで、生活の一環となっているといっても過言ではありません。LINE→YouTube→Twitter=Facebook→Instagram(ストーリーズ)の順が使用頻度です。インスタに投稿することやTikTokは、ほとんど利用しません。そういう意味では、筆者のSNS利用は、どこかY世代に近いのかもしれません。


改めてZ世代のアクティブなSNSを調べてみると以下のような結果になるそうです。


出典:https://www.n-info.co.jp/report/0024


Instagramが頭一つ抜けていますね。Z世代(このグラフでいう大学生・高校生)の中心にはInstagramがあることがわかります。連絡先の交換もLINEよりインスタ、素敵なカフェも「ググる」より「タグる」。


またZ世代の中でも若年層、現在の高校生くらいになると、他世代よりTikTokの利用が目立ちます。(TikTok 全体平均7.3に対し、高校生8.8)


以上のように、Z世代の中でもSNSアクティブには違いがあることを見てきました。

TwitterからInstagramへ、そしてTikTok。




ようやく、本題です。

筆者が懸念するのは、このSNSの変遷から、「Z世代の感覚がどんどん直接的で単純になっている」のではないかということです。

Z世代は、Instagramのように写真からわかる情報、TikTok(YouTube)のように動画あるいは音楽からわかる情報を身近に感じ、きれいで、見やすいを好んでいます。


どれだけ中身が良質なコンテンツでも、見た目がお粗末(写真が無加工、アイキャッチのデザインセンス)だったり、見にくい(長尺、カメラワーク、画質悪)コンテンツは、Z世代から毛嫌いされます。


これは、Z世代から、奥深い思考や意味を味わい能力を奪いました。

これにはどんな意味があるのだろうか、こういう意味でも理解できるなぁ、そんな多面的で多義的な考え方をする思考の楽しみを感じる力が低下してしまったのです。




筆者の体験談を挟んで恐縮ですが、あるとき、筆者がYouTubeで手越祐也さんの記者会見の動画を視聴し「ファンが増えるような退所会見は、なかなかないようなぁ」とコメントしました。すると数分で「ファンが増えるってなんでわかるの?」「ファンが増えたというエビデンスあるのか?」と筆者のコメントにリプが複数来るという経験をしました。


筆者としては、どこかにエビデンスがあるわけではなく「見ていたらそう思った、応援したくなった」という「感想」にすぎなのですが、なぜそういうリプになるのか、エビデンスがどこに必要なのか、いまだに理解出きていません。あと、エビデンスは「相手を納得させる根拠」ではありません。エビデンスは積み重ねでこそ、価値があり、現象や実態を把握することに必要だと思うのです。



リプをくれた人が、Z世代かどうかはわかる余地がありません。しかし、全体的にそういう「それってあなたの感想ですよね?」現象が、どの世代にわたっても、SNS上で広がりすぎているように感じます。もっと感想を大事にしたらどうだろうか。SNS上のコメントで起こる議論ほど不毛なものはありません。




この体験談と好まれるSNSの変容から、目でみるものしか信じない世代、それがZ世代なのではないかと、改めて定義したいと思います。


創造力を膨らませて、どんなことが面白いのか、好奇心を揺さぶるのか、それが描けない世代が作る未来にワクワクしますか?


極論で、〆てしまいました。私のこの主張が「間違っててもいい」です。

そして、なぜ間違っていると思ったのか、「感想」をお聞きしたいです。そして少しずつ「根拠」を積み重ねて、「Z世代」について、「考えて」いきたいと思います。


<<参考>>

全国のSNS利用率と三重県のZ世代のSNS利用率は下記の通りです。

弊社は引き続き、SNS利用について調査してまいります。



 

Dream3.0は、日々の活動からZ世代のリアルな声を聞いているため、Z世代の興味関心を熟知しています。


その強みを活かし、これからの未来を担っていくZ世代に対してPRしていきたいと考えている三重の企業様に対し、Z世代の共感を得られるような動画制作をしております。


過去の事例はこちら



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