若者チームがポモナファームを訪問!!【活動報告】

更新日:4月23日


 弊社代表と筆者が所属している、ミッションゼロ2050みえ若者チームにて、環境課題に先進的に取り組む企業を訪問することで、意見交換の機会を醸成することを目的とした研修が主催され、「農業生産法人ポモナファーム」を訪問しました。



 ポモナファームは「モイスカルチャー」による低エネルギーコスト、超節水、排水ゼロの環境型の農業技術を実践する農業法人で、その技術は気候変動や、水資源、食糧問題などを解決するものとして、世界中から注目されており、若者チームとしては是非とも伺いたいところでした。



 ポモナファームでは、筆者と同じ年齢でありながらも、農場長を務める杉村圭亮さんに、お話を伺いました。杉村さんは、入社するまえに、世界を旅した経験から、水不足と気候変動に強い意識を持たれたそうです。特に地球温暖化による干ばつや大雨により、安全な水の供給が間に合っていないにもかかわらず、一次産業ではかなりの水を使用しており、さらには農薬を始めとする化学薬品などにより、水質汚染にまでつながっている状況を懸念しました。

 そういった課題を解決する策として、杉村さんは、「モイスカルチャーによる低エネルギーコスト、超節水、排水ゼロの環境型の農業技術の開発」を目指すことになります。



 モイスカルチャーは、特殊繊維を重ねて土の物理性を完全再現し、湿度管理によって作物を栽培する技術で、従来の農業で使用される水の量を10分の1程度まで抑えることが可能となります。植物本来が持つ環境適応性により綿のような根がつくられることで、水を直接吸収しにくい空間であっても環境変化に強く育ち、湿度管理を徹底することで、味に深みがある濃度の高い作物がつくられます。


 モイスカルチャーの普及は、「土壌に栄養がない」「水がない」という環境下でも、湿度管理さえ可能であれば、どこでも作物が育つことになります。世界中で広がる環境変化、水資源、食糧問題などの課題を解決するものとして世界から注目を集めています。



 筆者らも口では「2050年は、自分たちが40代50代となり、社会の意思決定の中心にいるかもしれない。そんな中で、地球そのものが持続可能でいられないのは、手遅れになる」という課題感から、現在の活動に繋がっていますが、ポモナファームの杉村さんには、すでに大きな「焦り」が見えました。一次産業に関わり、身近に気候変動の影響を受けているといっても過言ではない環境下に身を置くからかもしれませんが、若者チームメンバーに語り掛けるとき、その言葉には「焦り」だけでなく、自分がやるんだという「意志」を強く感じました。



 環境問題に対する「意識が高い」ではダメなんです。いかに自分ごとして捉えて、それを拡げていけるか、そんなことを杉村さんから教えて頂きました。