
漫才日本一を決める祭典「M-1グランプリ2021」の時期がやってきました。
昨日2日に行われた準決勝では、決勝に駒を進めた9組が発表されました。
■決勝進出は以下の9組
インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイがファイナル(筆者は、インディアンスとゆにばーすを応援)
今日のコラムでは、このM-1と世代論について考えていきたいと思います。
まず、お笑い界で世代論といえば、「お笑い第七世代」ですよね。
第七世代の特徴は、ひな壇でガツガツしない、コンビ同士仲がいい、先輩から可愛がられる、まじめ、など挙げられています。どこかZ世代の特徴と被るところもありそうです。
その世代を象徴する芸人は、第七世代という言葉の生みの親であり、2018年M-1優勝コンビ 霜降り明星、そしてEXITでしょうか。
さらに芸の特徴として、一つはM-1グランプリ2019で躍進したぺこぱの「否定しないツッコミ」「人を傷つけない笑い」があります。人権意識の高まる昨今で、容姿を貶すことや、頭をたたく激しいツッコミは、世間からウケが悪くなった現れがあります。
また、土佐兄弟や丸山礼の「あるあるネタ」がバズッたように、Z世代らしい現実主義なネタがハマりました。
さらにSNSの攻略も早かったように思います。TwitterやTikTok、YouTubeで、自身のネタを惜しみなくアップし、再生回数を稼いで人気を得ています。YouTubeからTVへといった売れ方も不思議ではありません。
実はこのネタをアップすることは、芸人にとっては慎重になりそうなところで、賛否両論あるそうです。なぜなら、そのネタが何万回と再生されれば、M-1のような祭典や営業でも、本人がそのネタを披露し、一般の人に既視感があった場合「またそのネタか」と思われてしまう可能性があるからです。現に今年のM-1決勝に残っているゆにばーすの川瀬名人は、M-1の予選ネタがYouTubeでアップされることを「そのネタができなくなるじゃないか」と強く批判しています。しかし、第七世代は、自身のYouTubeでもアップし、どんどん無料でシェアしています。
ここまで、第七世代について書いてきましたが、実は霜降り明星もEXITもZ世代ではありません。
第七世代と言われる、せいや(1992)粗品(1993)、りんたろー(1986)兼近(1991)、ほかにも、ゆりやん(1990)やハナコの菊田(1987)岡部(1989)秋山(1991)となっており、Z世代というよりY世代(ミレニアム、さとり世代)だと思われます。唯一Z世代といえる第七世代は、四千頭身の石橋(1996)後藤(1997)都築(1997)でしょうか。
人権意識高め、現実主義のあるある、SNSを利用したネタ拡散、芸風がZ世代向けなのに、本人たちはY世代。
Z世代が好むような芸風をY世代が狙ってやっているのなら、非常に戦略性のあるターゲティング手法ではないでしょうか。漫才からZ世代を学ぶことが多そうです。
Z世代を研究していくうえで、M-1グランプリでは、どの漫才が勝ち残るのか、面白がられるのか、個人の感覚だけでなく、世相を見るように楽しみたいと思います。
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