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流行について考える - Z世代が流行語大賞トップ10に選出!!【コラム】

更新日:2021年12月7日



 12月1日、「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、トップ10に「Z世代」が選出されました。


 授賞式には、「NPO法人あなたのいばしょ」大空幸星(こうき)理事長が、Z世代の7人とともに登壇し、「Zポーズ」で喜びを表現しました。大空理事長は「私たちZ世代に求められていることは、分断を乗り越えて共創社会をつくっていけるか。受賞を機に、そういうことを伝えていけたらいい」とあいさつしました。


 さらに同記事には、選考理由としてコメントが掲載されていました。

 1900年代後半~2000年代に生まれた現在10~20代前半がそう呼ばれる。この世代を象徴するものは何かというと、それはもうスマホである。「スマホ」が新語・流行語大賞を受賞したのが2011年、小学生の時には手に持つおもちゃはスマホだった世代だ。スマホは、世界をつなぐ。世界の皆が同じアプリを使い同じものを見て同じものをおもしろいと思う。動画なので言葉はいらない。この実際を見せてくれたのは、スケボー女子たちだ。4つのメダルを獲得した彼女らは世界のプレー仲間と練習の技を動画で撮ってシェアするのだそう。技は盗むもの、秘密にするものだと思っていた時代はもう古い。シェアしてお互いを「いいね!」し、自分も挑戦し、出来たらまたシェアし、一緒に喜び高めていくのだという。まさに理想のライバル関係を見せてくれた。Z世代が世界の指導者になる時代、シェアシェアで機密事項は何もなく、国同士「いいね!」しあって安全保障なんていらなくなっている、なんていう未来が来てほしい。


 Yahoo!News【流行語大賞】若者世代の代名詞「Z世代」トップ10 Zポーズで喜び表現

https://news.yahoo.co.jp/articles/dea2ece68ffec0698dec595a49f774c5303f8318


以上がニュースの概要であり、このコラムでは、Z世代が選定されたことによる、今後の影響を検討したいと思います。



流行と聞くと、どんな場面をイメージしますか。例えばですが、私はこのような場面を思い浮かべます。


あるインフルエンサーが、自分の使用している美容コスメをインスタグラムに投稿します。その投稿には瞬く間に多くの「いいね」を集め、そのコスメを、どの女子も使用するようになる。


これは一種の流行だといえそうです。このメカニズムでは、2つ検討する必要があります。


1つ目、美容コスメの品質。これは言うまでもなく、「コスメ自体がよいものである」という評価の拡散です。これはインフルエンサーが保証する役割を担います。2つ目は、同質性です。私はここに注目したいと思います。


同質性とは、端的に言えば「みんな一緒がいい」という、日本人の特徴してあげられるパーソナリティです。「自分より集団を優先する」ことですが、流行の裏に、この特質が垣間見ることができないでしょうか。


つまり、「それが自分にとって重要であるかどうかわからないけれど、社会的に皆がそれに注目しているから、自分も注目する。」というような発想です。他の人が流行を取り入れているから自分も取り入れようとしたり、流行を取り入れることで安心感を得ることができる、同質性、集団主義ともいわれます。


今回の選出を受けて、より多くの人がZ世代への注目を始めます。しかし、流行による注目は「Z世代とはなにか」から目を背け、自分で考えることをやめてしまうこと、主体性の欠乏に警鐘を鳴らしています。


今回のトップ10選出は、私たちZ世代にとって存在を示すチャンスであると同時に、大きな危機に瀕しているといえるかもしれません。「Z世代は○○」という流行の範囲の中で語られてしまうかもしれません。


Z世代の本質は多様性だと考えます。一人一人違うことを認め合うことのできる世代です。一括りにできません。


最後に、授賞式に登壇して、大空幸星さんのTweetをシェアします。



世代の代弁者などいらない。1人1人の個が生きる社会へ。

今回の受賞を機に、Z世代の声ではなく「わたし」の声を上げていきましょう。



 

Dream3.0は、日々の活動からZ世代のリアルな声を聞いているため、Z世代の興味関心を熟知しています。


その強みを活かし、これからの未来を担っていくZ世代に対してPRしていきたいと考えている三重の企業様に対し、Z世代の共感を得られるような動画制作をしております。


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